ウェイトについて
スプーンのブランクが同じスタイルでも、ウェイトの種類を多くしてバリエーションを増やしたいものです。ここでは、ウェイトに係わるファクターを考えて見ましょう。
形状をデータ化してスプーンのブランクの表面積からウェイトを計算します
<スプーンのブランクの重さ=表面積(cm2)x厚み(cm)x比重>
サンプル品からデータ化すると表面積が分かります。数値を上記の数式に当てはめるとスプーンのブランクのウェイトが判明します。目標のウェイトに近づけるように形状のバランスを変えることなく拡大・縮小して調整して下さい。
材料の厚みを変えてウェイトの種類を増やします
材料の厚みは材質によって規格がそれぞれ若干違います。同じ金型で複数の厚みを加工する事も可能です。(但し、例えば0.6mm~1.0mmまでと言った様にその範囲には限界があります) 材料の厚みを決めるときは十分にご相談下さい。
材質ごとの比重の違いを利用しウェイトを変えます
同じ形状・同じ厚みでも、材質を変えることでウェイトを変化させる事もできます。各材質の比重が違うことを利用できます。例えば、同じ大きさ・同じ厚みの真鍮はアルミニウムの約3倍の重さがあります。また、銅は真鍮より5%程度重くなります。材質を変える事でウェイトのバリエーションを増やすことができます。